あおもりPGには、その特徴である保湿力を活かしたスキンケア商品が多くあることはご存知の方も多いでしょう。それらのあおもりPG配合商品は、これまでにたくさんの人たちの肌の悩みやキレイになりたいといった願望に応えてきました。今、青森では互いに協力しながらヘアケアなどの新たな分野でキレイの世界を広げ、あおもりPGのさらなる可能性を追い求めている人たちがいます。
青森市で美容室を経営する舩澤さんと同じくエステサロンを経営する竹中さんは、それぞれの得意分野において「あおもりPG」をメインに置いた商品作りを重ね、お客様のキレイのサポートを通じて青森ならではの「あおもりビューティー」の実現を目指しています。
ふるさと青森を愛するお二方が目指す「あおもりビューティー」と、それに欠かせない「あおもりPG」への期待についてお話を聞きました。
TEXT: 島 恵子
それぞれの、「あおもりPG」との出会い
舩澤:以前は神奈川県に住んでいて、子どもが生まれたのをきっかけに故郷の青森に戻ってきました。プロテオグリカンについてはよく耳にするな、県が関わっているんだなくらいの関心だったんです。自分の生活に関係のないものとして頭の片隅にあるような感じでした。自社の商品開発を行っている時、どんな成分を入れれば求めているものを作れるかと調べていたのですが、何となく「プロテオグリカンってあったな」と調べて「あおもりPG」のホームページを見たんです。一番気になったのは保湿力がすごく高くて弾力性があるという特性でした。
その時作りたかったのは髪のボリュームを出すためのヘアエッセンスで、単にボリュームが出ればいいわけではなく、パサパサにならずツヤが出てまとまるものを作りたかった。これまでの「熱で成分が固くなることでハリ・コシを出す」のではなく、保湿力で髪をまとまりやすくし、ボリューム感もアップさせるものです。そんなヘアエッセンス「雪国美人」を「あおもりPG」で実現したんですが、これが出会いでした。
竹中:私は青森で生まれ育ち、高校卒業後はニュージーランドに留学しました。日本で旅行会社に勤務したのちオーストラリアへ。帰国後に美容に本格的に携わるようになり、すでに30年ほどになります。自分でサロンを始めてからは14年目になりますが、仕事で県庁に行った時に見かけたポスターに「あおもりPGを使った商品を作ってみませんか」とあったんです。県がプロテオグリカンという「すごいもの」を持っていて、商品開発やPR活動をサポートしてくれるという話を聞きました。
フェイシャルエステをかなり真剣に学んだことや、青森県が大好きなこともあり、県のものを入れたお肌に良いものが作れるのならトライしてみようとりんごエキスとあおもりPGを入れたパックを開発しました。これが「あおもりPG」や県との繋がりの最初ですね。
東北人にとって大事な「保湿力」、きめ細かな肌を支えるのはプロテオグリカン
竹中:実は、プロテオグリカンについては詳しくは知らなかったんですが、弘前の工業研究所やあおもりPG推進協議会の方たちとお話ししていく中で、とにかくまず保湿力が非常にあるということが強く印象づけられました。この「保湿力」は私たち東北人にとってはすごく大事なことです。東北の人の肌はきめ細やかと言われますが、むしろ、きめ細やか過ぎるんです。成分によっては痛みが出るので使えない化粧品もあります。寒い冬の空気は肌をものすごく乾燥させます。だから、プロテオグリカンの抜群の保湿力は東北の人にはとてもありがたい。東北の人の肌に使えるなら、他の県でも他の国でも誰でもみんなが使えるものになる。私自身、肌が弱くて使いたい化粧品が使えないことに悩まされてきました。だから自分が使える化粧品、私と同じ悩みを持つ人や東北の人にも安心して使ってもらえる肌に優しい商品をプロテオグリカンで作ろうと思ったんです。自分や友人がテスト品を使って少しでも痛みが出たりしたら、すぐに成分を変えてもらって何度も作り直します。だからこそ、完成した商品は自信を持って薦められます。ナイトクリーム、医薬部外品のクレンジングジェル、マッサージパックに冠したブランド名「雪結晶」にはそんな思いを込めています。
舩澤:僕は、プロテオグリカンはこれに尽きると思うのですが、その特性として保湿力がすごい、ベタつかない。ベタベタの状態で外に出たくないですよね。ワセリンなどは肌が弱い人でも確かに大丈夫ですがベタつきます。髪も同じでオイルを塗ればまとまるんですが、やはりベタっとしたくはないですよね?「ベタつきは嫌だけれど保湿はしたい」これって全く逆のことを同時にしたいということなんです。あおもりPGがすごいのは、この「逆のこと」を高い次元で実現しているところです。なぜ保湿が大事かというと、頭皮も含めて肌は自分で良くなっていく力が基本的にあります。ただ、乾燥しているとその機能がうまく発揮できないんです。乾燥し始めると状態はどんどん悪くなります。ですから肌の状態を良くするためには保湿することが大切で、頭皮がきちんと保湿された良い状態ならば、生えてくる髪も綺麗になってきます。
「あおもり」のプロテオグリカンであることをもっと打ち出したい
舩澤:こんなに実力のある成分なのに「あおもりPG」についてはまだまだ知られていないですよね。正直まだ知名度が足りないと思います。これはプロテオグリカンに限りませんが、例えばスポーツ競技が有名になる時ってスター選手が出た時だと思います。あおもりPGに置き換えれば、ヒット商品がそれに当たるのではないでしょうか。「あおもりPG」ブランドのヒット商品を自分も出していきたいし、協議会の各社さんからももっと出てくることで認知度が上がってマーケットが大きくなることを期待しています。
竹中:大手メーカーブランドのサプリメントなどあおもりPGを使ったヒット商品はあると思うんです。県外の方にもプロテオグリカンはだいぶ知られてきたと思います。ただ、プロテオグリカン=青森県の「あおもりPG」だという認識はまだまだ少ないです。「プロテオグリカン」ってどこ発祥?どこで作っているの?という質問の答えに青森が出てこない。展示会などでプロテオグリカン配合商品が出展されていて、説明員さんに「どこ産のものですか?」と聞いてもどこだかわからないということはよくあります。
私は青森県産のプロテオグリカンを、「あおもりPG」を売りたい!PRしたい!と思っています。そのためには、エビデンスも明示して説明をしやすくしたい。「あおもりPG」だからここが良いよ!ということをもっと広めたいですね。
仲間たちの商品も一緒に、目指すのは「あおもりビューティー」
竹中:何度も言っていますが、私は本当に青森が大好きなんです。だからプロテオグリカンも「あおもりPG」が良いし一番だと思っています。配合商品は自分が欲しいものを作ってはいますが、「あおもりPG推進協議会」の仲間たちがすでに良いものを作っていたりする。だったら青森の仲間のものを私が広めれば良いと思って、全国の展示会などに持って行き自社商品と一緒に営業しています(笑)。舩澤さんのヘアエッセンス「雪国美人」も当サロンでお客様にモニターしてもらったり、逆に弊社の「雪結晶」ブランドのマッサージパックやクレンジングジェルを舩澤さんのお客様に紹介してもらったりもしています。
私は、きめ細かい素肌から髪の健康まで含めて「あおもりビューティー」を作っていきたいんです。圧倒的な保湿力を持つあおもりPGだけではなく、りんごエキスのように化粧品として素晴らしい素材が青森にはたくさんある。厳しい冬にも負けない、素材の良さが生きる「あおもりビューティー」を、あおもりPGの仲間たちと一緒にとしてPRしていきたいですね。
舩澤:僕ら美容師は、お客様に喜んでもらえるサービスを提供したいと常に思っています。
良いものを一つ作って長くそばに置いてもらって、様子を一緒に見ながら育てたい。そしてその商品がお客様をキレイにするサポートになればと思います。人間は、特に女性は、自分がいつまでもキレイでいたい、若々しくいたいという気持ちが強くあります。そしてそれができるとすれば自分のことをもっと好きになれるし、自信を持つことができ自分の人生に納得感が出るのではないでしょうか。「あおもりPG」を使ってそういう商品を作っていきたいですし、ヘアケアの面から「あおもりビューティー」を目指したい。「あおもりPG」に関わる人みんなで一緒に盛り上げていけたら素晴らしいなと思っています。