発せられる言葉や立ち居振る舞いの全てにおいて“優美”という言葉がフィットするエレガントな大人の女性、株式会社Solbino代表取締役の藤田陽子さん。あおもりPGを使用したスキンケアブランド「ディファインビューティー」の生みの親です。
藤田さんの考える美しさや、中心素材としてその美を支える「あおもりPGブランド」への信頼と未来について率直に語っていただきました。
TEXT:島 恵子 PHOTO:藤井智弘
身体の不調から肌がボロボロになったときに考えたこと
大学卒業後、イギリス留学でファッションマーチャンダイジングを学び、アパレル業界に入りました。米国生活などを経て、帰国後もアパレル業界でのキャリアを築いていましたが、40代前半で体を壊してしまったのです。若年性卵巣不全で40代はじめに閉経を迎えてしまいました。ホルモンバランスの乱れから、いわゆる更年期障害のような体調不良が続きました。更年期障害はさまざまな症状があるようなのですが、私の場合は、肌荒れがひどくお肌が乾燥してかゆくなりブツブツができてしまったり、乾燥対策にクリームやオイルを塗っているとテカテカしてしまったりして、顔を見たお客様にまでご心配されてしまうほどでした。
何とかしたくて皮膚科にも行きましたが、ステロイドの薬をもらって終わり!というような感じで、肌荒れが根本から改善することはなかったのです。高級化粧品もおすすめされてさまざま使いましたが、乾燥肌も、赤い吹き出物もお肌からなくなることはありませんでした。
そんな状況の時に東日本大震災が起こったことで、「私はこれからどうしたいんだろう..」と考え始めたのです。アパレルの仕事はハードで一生続けるのは難しいかも知れない、でも仕事はずっと続けていきたい、それならば自分がこれから一生したい仕事って何だろうと考えた時、「自分も含めて、女性を美しくする仕事がしたい」と思ったのです。
加齢とともに失われていく美容成分を、もう一度身体に戻してあげる
アパレル時代、歳をとって体型が変わってしまっても「お肌は白くて綺麗と言われるの」とか「首にシワがないの」といってお肌の美しさに自信を持たれているお客様にたくさん出会いました。私自身もその一人でした。そこで、「いくつになっても自信を持てる美しい肌を叶える化粧品を作ろう」と思いたちました。当時の私は、自分のお肌がボロボロになっていることで、自信を失いかけていたからです。
化粧品を1から作るためには、解剖生理学や美麗学、化粧品製造に関する知識など、さまざまなことを学び、研究しました、そして私が行き着いた美容理論が「加齢とともに失われていく美容成分を、もう一度身体の中に入れ戻す」こと。これを実現する化粧品を作ることが自信を持てる美しい肌への第一歩だと確信しました。
美しい肌の素になるコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンといった成分は当然のこと、「最新の成分でお肌に良いものは何かないか?」と探していた時に、製造会社さんから紹介されたのがあおもりPGでした。
「プロテオグリカン」は聞きなれないものでしたが、自分の肌で試してみたところ、今までにない手応えを感じたので、すぐに「これをメイン成分にします」とお伝えしました。
あおもりPGをメインにした化粧品で、全ての女性に美肌と自信を与える化粧品を作ろう!とスタートしたのが、ディファインビューティのシリーズです。
「あおもりPG」は世界で勝負できる「成分」として大きな価値がある
実は、あおもりPGは他社のプロテオグリカンよりも価格が高いのです。でも、そこにはきちんとした理由があるので、私の化粧品はあおもりPGを使用しています。理由の一つは、日本で初めてプロテオグリカンの大量抽出に成功した弘前大学が関わっていること。
大学がエビデンスをとり、あおもりPGに関する論文も多々出版されているので、成分として信頼がおけます。さらに、安全安心が強く意識される時代に、どこで作られて誰がどう管理しているのかは非常に重要ですよね。あおもりPGは国産(青森・北海道産鮭)の原料にこだわり、抽出方法も化学薬品不使用。お酢とエタノールのみを使用しています。化粧品の原料となる成分の段階から化学薬品不使用だからこそ、安心して配合することができるのです。
ところが、こんなに素晴らしい成分であるプロテオグリカンは海外ではそれほど有名ではありません。けれど私は、あおもりPGはヒアルロン酸やコラーゲンに変わる第3の生体成分として、世界市場を席巻できるものだと考えています。
弊社では、すでに販売を開始しているアメリカに加え、今年の春からインドを皮切りに海外戦略を加速する予定でいます。海外では無名のプロテオグリカンをメイン成分にした化粧品が、なぜ日本国外で販売することができるのか?
それは、ディファインビューティの化粧品を試したバイヤーさんたちが、その力を実感してファンになってくれるから。特にエステティシャンで、普段から効果の期待できる良いものを使っている方のところほど、ディファインビューティを評価してくださり、他社製から総とりかえになったこともあります。プロテオグリカンという成分は手応えがまるで違う、これは、試して下さったすべてのバイヤーさん、そしてお客様からいただく共通のコメントです。
あおもりPGは世界で勝負できる「素材・成分」だと、私は思います。
未来に向けて「あおもりPG」ブランドをもっと盛り上げて行きたい
私は、あおもりPGを今こそ「素材・成分」という点に注目して盛り上げていく必要があると思っています。「あおもりPGには、さまざまな効果があり、きちんとエビデンスも取れています」ということを、丁寧にお伝えしていきたいです。プロテオグリカンならどれでも同じではなく、素材や抽出方法にこだわっているからこその効果が、他のプロテオグリカンとは違うはずです。そのあおもりPGの素晴らしさを伝えるためには、今以上に弘前大学がしっかりと関わって、今後も研究を重ね、エビデンスを出していただくことが需要だと思います。
現在の状況は、残念ながらまだまだあおもりPGの素晴らしさが認識されていないと思います。素材・成分として、あおもりPGのブランディングをもっと積極的にやっていただきたいですし、アンバサダー制度なども検討しても良いのではないかと思っています。
あおもりPGがいかに素晴らしいかということが、世の中に浸透していってくれることが「ディファインビューティー」にとっても嬉しいことですね。この先のあおもりPGのブランディングに私も大いに期待していますし、何かできることがあれば喜んでご協力したいと思っております。